セデンタリーな生活(Sedentary Lifestyle)

セデンタリーな生活とは?

セデンタリーな生活(Sedentary Lifestyle)は、海外のWikipediaにはその項目があります。セデンタリーとは、「座りがちな」と訳されますが、ソファーに座ってポテトを食べながらテレビを見るという、カウチポテトという言葉でも知られている生活です。

テレビを見るばかりでなく、オフィスワーカーはこのような生活になりがちです。車で通勤をしていれば、なおさらです。車で職場に行き、駐車場からちょっとだけ歩いてオフィスへ。オフィスでは、ほぼ座りっぱなしでパソコン画面に向かって仕事をする。帰りも車で帰り、休日は自宅でテレビゲームをするというような生活です。

このような生活は、運動不足から肥満になりやすいと言うだけでなく、動かないことから便秘になりがち⇒大腸がんのリスクが上昇する、というような問題も出てきます。

メンタルヘルスへの影響は?

メンタルヘルスにも悪影響を及ぼします。

睡眠への影響

一つは、不眠です。日中の身体運動は良質の睡眠をもたらすことはよく知られています。このような生活は、夜間睡眠の質を悪化させ、不眠の訴えを多くします。特に高齢者では、一日テレビをみてうとうとする。その結果夜間睡眠の質が低下する。睡眠薬をもらう。その影響で、昼間更にだるい、動きにくい。そして、更に夜間睡眠の質は悪化し、更に睡眠薬の量が増えるという悪循環が起きがちです。更に高齢者では、サルコペニアのために、筋肉量が低下し、歩行が困難になるケースも有ります。
このような方のために、すなおクリニックでは、訪問リハビリマッサージを併用し、動ける体、睡眠薬の減量・離脱をはかるようにしています。

気分への影響

もう一つは、気分障害、特にうつ病です。私見ですが、患者さんにSEの方が多く見えます。SEの方は、パソコン画面を見つめ集中し、交感神経の高まった状態を続けます。しかし、全く体は動いていません。交感神経系は本来、敵がやってきたと言うような構えのときに高まる神経で、古来人間は、交感神経系の高まりと体の動きは同時に起こることが多かったように思います。現代人の生活は、交感神経系の働きが高まっているにも関わらず、動いているのは指だけという生活をおくっています。このような中で、交感神経系の高まりが静まらない状態が作られ、これが続く中でうつ状態が出現してくるようにも思います。
すなおクリニックでは、このような患者さんには特に、運動療法を推奨しています。