脳波検査について

(Last Updated On: 2018年8月18日)

当院では脳波検査を行っています

ここでは、脳波検査について説明します。

脳波検査は、脳の活動状態をリアルタイムで測定する検査です

脳波検査は、MRI検査などのように脳の形(形態)をみるのでなく、活動の様子を測定する検査です。痛みは全くありません。このような検査はこの他には、脳磁図や、機能的MRI、近赤外線分光法などがありますが、限られた施設でしかできません。

脳波検査でどのようなことが分かりますか?

脳波検査で分かることは、意識障害などの意識の低下があるのか、てんかんの異常脳波が出現しているかどうか、認知症などによってどの程度脳の機能が低下しているのか、などです。

通常、うつ病の診断や発達障害の診断には用いられません。このような診断で行われる場合には、背景に上記に上げたような問題が無いことを確認するためです。

当院では写真の、ペーパーレスデジタル脳波計(EEG-9100 ニューロファックスμ)を用いています

検査の進め方

1. まず、電極の装着をおこないます。これには20分位の時間を要します。

2. その後、患者さんは脳波室で横になり、主として閉眼の状態で安静にします。測定中には、目を開けたり閉めたりする開眼試験、光のストロボをあてる光刺激、深呼吸を繰り返す過呼吸賦活、そして、そのまま眠る睡眠賦活などを行います。

3. 全体で40分程度で終了します。

4. 終了後、結果について説明をいたします。また、他院からの紹介による検査であれば、検査結果についてのレポートを紹介元の医療機関に郵送いたします。