新型コロナウィルス感染症の流行にともない、昨年4月には厚生労働省からオンライン診療を初診から行うことを認めることが「事務連絡」という形で示されました(こちら)。当院では、オンラインでの初診は情報量に限りがあるなどの理由から、これまで行わずに来ましたが、1.初診枠そのものが非常に取りにくくなっていること。2.少しでも待合室の密を避けることが好ましいこと。3.遠方の患者様の受診をしやすくすること。などから試験的に、2月3月に少数の枠を用意しました。
オンライン初診の対象となる方は以下のとおりです。
- 睡眠疾患で、過眠症、夜中の大声、むずむず脚症候群など他の医療機関での専門的な相談が困難な場合。(2回目以降で来院して検査をする可能性があります。)
- 不眠症については、対象外とします。
- いわゆる発達障害の相談については、生活史などをお聞きして、診断の可能性についてのお話ができると思います。また、一部の薬剤を一週間分処方できる可能性もあります。
- 抑うつ状態は対象となりますが、症状が比較的軽く安定している場合のみとします。非常に抑うつが強く、入院が必要なケースなどは直接受診(あるいは入院設備のある病院への受診)をお勧めします。
- 知症については、最終的には本人を検査する必要があるので、オンライン初診では対象外とします。
- 幻覚妄想状態、あるいは、興奮状態にある方、本人に受診の意思の無い方は、対象外です。
オンライン初診については、以下のことをご承諾ください。
- 初めての診療からオンラインで行うのが難しいということが、メールによる相談内容から想定される場合(上記も)には、オンラインでの初診をお断りする可能性があること
- オンラインで初診を行った場合でも、処方などはできず、2回めに来院をお願いする可能性があること
- 初診においては、7日間までの期間の処方のみ可能であること。
- 一部の薬剤の処方ができないこと
- 十分な注意をしますがメールのやりとりにおいては、個人情報が漏洩する可能性が無いとは言えないこと
- また、診察前に保険証の画像(写真、スキャン)を必ず送って頂く必要があります。(自費診療は行っていません。)